私は自然と涙をながしていた。

なんで……


なんでそんなに優しいの??

唐沢陸斗………


「こんな私を愛してくれる人なんているのかな………。」


「いる。絶対に。お前が変われば周りだってお前を笑顔で出迎えてくれる。そんな毎日猫かぶってたって苦痛なだけだろ??」

「うん……。毎日苦しかった。辛かった。誰かに助けて欲しかった。私……変わる!それで絶対にあんたよりいい人見つけてあげる!」


「おう!」


私は涙でぐちゃぐちゃになりながらも満面の笑みで笑った。