「何が?こいつに俺は酷い事いっぱいされたんだよ。こんくらいされて当然の事だろ!」


「てめぇ…!!」


パシッ…―――


時が止まった気がした。


新を殴ろうとするイケメンを止めるため勝手に体が動いた。


「麻里………?」


少し身構え、顔がひきつっている新が目をあけ私の名前を呼んだ


「あの……名前教えてもらってもいいですか?」


私最低だ。


恨んでいるというのに私の名前を呼んでくれた新を捨て、新しく他の男を狙おうとしているんだから………


すると新がその場を素早く去っていった……