……許せない。


私の結衣に手出したりして。


「アンタ……最低ね…」


「はああぁぁ?」


自分の悪口を言われてか目を丸くしてビックリした顔をしたあとキレ始めた。


「結衣を助けてよ!結衣を…」

ポタッ…ポタポタッ…


大粒の涙が床に落ちる


その時。


ガチャ…―――――


「葵っ!!」


「斗真……っ!!遅いよぉ!」


フワッ…


「ごめんな。怖かったよな…」

泣きながら体を縛られていて身動きをとれない私に斗真は抱きつきながら謝罪の言葉を言っていた


それから私の縄をほどいてくれた。


そしてすぐ立ち上がり結衣が横たわってるのを確認すると抱き上げた


「俺は結衣と葵を保健室に連れていく。ちゃんと解決しろよ」

そして斗真にくっついて地下室を出た