俺は家に帰って必死に考えた。
まだ誰とも付き合ったことないから全然わからん。
恋人が出来たら何するの?
結婚するの?キス?ヤるの?
別れるってこともあるんだよな?


なんてことを考えていた。普段大人ぶって周りからは憧られてるけど実際はみんなより全然何もわかっていなかった。テレビも雑誌も全然見ないし。
次の日、亮太に相談した。



「は!?おまえが悩んでるって!?すげーミラクルだわ。誰だその女は♪」


「高校1年生だよ。」


「年上とは・・・よくやるわおまえ。」


「道端で声かけられたんだよ」


「好きなら付き合えばいーじゃん」


「だからその好きってのがよくわからないんだよ。一緒にいて楽しいのは好きってことなのか?」


「んー、まぁそれも色々あるけどよぉ」


「正直、付き合うの怖いんだ。あいつを幸せにしないといけないし。」


「まぁ、いけないってこともないだろ。お互いを助け合ってまた絆が深まるんだからさ」


「亮太、長くてどんくらい続いた?」


「・・・2ヶ月ぐらいかな」


「短い・・・よな?」


「俺の場合はキスしてセックスして飽きたら終わりって感じだからなぁ」


「大人や・・・」


「いや、ちゃうやろ。」


俺はまた考えた。
俺はアキを幸せにできるのかな?
自信ないな・・・