「…んッ」


唇を舐めて吸われ
小さく声が漏れる

息が苦しくなって
酸素を求めて口を開けば
すぐさま侵入してくる君の舌


厭らしい音を響かせて
絡まる互いの舌と唾液‥と飴

飲み込みきれない唾液が
口端から零れ

キスをしながらそれを器用に指で拭う君と
羞恥に顔を赤くして飴の味などわからなくなっている俺