目を閉じると…
君の笑顔が思い浮かぶ。

いい加減で…
強引で…
最低な奴なのになぜか…

忘れられない。

そんな気持ちになったのは一ヶ月前の事だった…

ー紗羅香ー
入学式当日。
私はとても嫌いな人物を、見つけてしまった。
それは
ー東條 立<トウジョウ リツ>
東條君の周りにはいつも
女が居た。
来るもの拒まず。
去るもの拒まず。
いつもそんな感じだった。
だから…
私とは何も接点の無いと
思ってた。

でも…
あの日、