「あず、高校見てきたか?」
「うん。凄く広かった。」

「良かったじゃない。早くなれるといーわねぇ。」
「うん。」

「外にでるのもいーが自分の部屋もちゃんと片付けろよ。」
「はーい。」

ごく普通の
何気ない家族の会話。

新しい家は
すごく声が響く家だった。

私たちは3人家族。
仕事に熱心で
家族思いのお父さん

優しくて
頼りになるお母さん

そして…私。


前に住んでたところでは
仲がいい家族 と言われていた

それが私の中でも凄く誇りに持っていたことだった。