それから何時間もバイクと車で走り続けた



風を感じ、楽しみ、一体となり彼らは走っていた









そしてすっかり辺りが明るくなってきたころ




始めにいたある倉庫の前に皆がもう一度立った



そしてそれぞれバイクを置くと、その倉庫の中へと足を進める














そして全員が倉庫に入ったのち…



「総長!今までありがとうございました」



男たちの声が、静かなこの場に響く



誰もが尊敬の眼差しを浮かべていた



その瞳が輝いて見えるのは、尊敬の人を前にしているからか…









涙が瞳にたまっているのだろうか…









遠くにいたから、それはわからなかった