さきほどまでは朱莉を気づかった小さな音しか聞こえなかったこの部屋に


柔道で背負い投げした時のような音が響いた


押し倒してきた何か、もとい朱莉を片手で支えながら、もう片方の手で自身を支える


爽たちが出ていった方の扉側からは、大丈夫か?と焦る声が聞こえたので、もう気にするかと大きな声で大丈夫ー!と言っておいた