「どうしてお前らそんな涼しい顔してられんの?!」


耀太が大きな声であたしたち全員に問いかける

その口は問いかけてすぐに、手に持っていたアイスへと向かう


「お前が暑苦しいだけだろ」


学校へ持ち込んだソファーに深く腰掛け、ボソリ呟く爽

小さな声でもそれは耀太には届いていたようだ


「この暑さの中、んな顔できるお前らの方が変だしっ!


すかさず言い返す耀太は最後のひと欠片のアイスを食べた