蓮妬は笑われていても、よっぽど疲れきってしまったのか、視線を向けて睨んでいるのか睨んでいないのか…全く怖くなかった



「そ、そろそろ行こ！」


何となく蓮妬がかわいそうになってきたので、あたしは話を変えることにした



耀太の笑い声は少しずつ小さくなってきていたため、皆に聞こえたようだ


バイクにまたがっていた皆は、次々とバイクから降りていった


そして“いざ、出陣”というときに





「「「キャァァァァ！」」」



という叫び声が聞こえ始めた