「今日も無視ですかー。」


少しいじけた声を出してみても、彼は何ら反応は見せない

「ちぇー」

少しでも場を盛り上げようと声を出しているのにそれも無視


総無視ですか


「ね、月クンってさー、何歳なのー?」

この質問も何度目だろうか

「…」


それでも無視を貫き通そうとする彼に、あたしもそろそろ動き出すことに決めている