「別に大丈夫だろ」
そう言いだしたのはムードメーカーだが、空気が読めないのがたまに傷である耀太だ
「だって蓮香だって爽の後ろ乗ってるぜ?」
耀太は只事実を述べる
だがその言い方に、あたしは男じゃないと言いかけたが自分の格好を見て、一度開いた口を閉じた
あたしは学校に男装して行っている
高校1年の時に、いろいろなことを隠すために男装して行っていたから、尚もこの姿で登校だ
だから爽の後ろに乗っているあたしは、中身が女でも男同士で乗っているようにしか見えないのだ
「いらねーこと言うなよ、耀太!」
そう言って蓮妬は思いっきり耀太を睨む
「な、なんで睨むんだよ?」
と、何故睨まれているのかわかっていない耀太は首をかしげるが…
やはり彼は空気が読めないのがたまに傷な男だ