「てめぇ、何してんだよ」

「使うから買ってんだ。
文句ねぇだろ?」

唇の端を釣り上げて笑って見遣る伊崎に大丈夫か?こいつと心配をしてしまう。

「意味がわかんねぇ。
こんなに何に使うんだよ」

「ナニに決まってんだろ」

「は?」

「聞こえねぇのか?ナニだろ」

「バカか!!!!」

全ての会話が店内に丸聞こえな事を松橋は気付いてはいなかった。

「何あれぇ~?犬の分際で
ちょーウザったいんですけど」

「イカ焼き売ってっぞ!買って帰ろうぜ」

「お菓子も買って帰ろうねぇ」



●end…………●