「は?」

何が何だかわからないまま、草太先輩に腕を掴まれて勢い良く走り出した。

その後ろから黒崎さんの声が聞こえる。

取り残された奴等は、ただただ唖然としていると思う。

何処まで走るのかと思ったら着いたのが燐高だった。

「警察が来ると何かとな」

「何で来るってわかるんすか?」

「ネコは、警察に知り合いがいるんだよ」

それは便利だな。
いや、警察がいいのか?