「シノがいないと困るからバイト辞めようよ」

俺はシノがバイトするのは絶対に反対。

なのに、シノったら俺と一緒で頑固だから俺の言うこと聞かないぐらいなんだもん。

「生活かかってんだ」

眉をしかめたまま煙草を灰皿に押しつけた。

「俺がいるんだからいいじゃん」

「食い物がねぇとなぁ」

そのまま空を見上げて大きい雲を見つけて「肉食いてぇな」と呟いていた。



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