「シノー!遅いから心配しちゃった…けど、この太郎くんはどうしたの?」

篠原はチラッと横目で見て¨太郎くん¨を理解する。

「ついてきた」

「捨て犬だったんっすかね」

伊崎という人間ではなく犬として見ている。

「おい、コラ。
好き勝手に言ってんじゃねぇぞ」

眉間に皺を寄せて足は松橋の方に向いている。

「てめぇも余計な事、言ってんじゃねぇ」

「駄犬帰れよー!」

「腹黒黙ってろ!!」

いい天気だな。


●end……………?……●