「おい、どういう事だ」

気だるそうに頭を掻きながら見ている篠原に目配せする。

「あー…ときめきメモリアル的なもんだよ」

「はぁ?まじかよ…」

「信じらんねぇけどな」

また大変な奴に気に入られたもんだな。
未だに忍は私たちの腕から離れようとはしない。

女でなく男にキスされて、しかも燐高の頭だ。
…私なら嫌だな。

「とりあえず今日は帰れ」

「忍ちゃん、また来るね」

「来ないで下さい!」



●end…………?…●