「どうしたんだよ」

煙草を吹かしながら、また面倒なものを持ち込むなよと怪訝な顔をしている。

「違うんっすよ!
急に俺のクラスに来たんっすよ。この人、他校の人っすよね」

忍は松橋と篠原の間に腕を引っ張って抱き着く「燐高の奴等、意味わかんないっす!」叫びながら身を隠した。

「まぁまぁ、落ち着こうね」

忍の怯えっぷりに苦笑いするしかなかった。

「そのチワワみたいな顔も可愛いなぁー」