皆に慰められ少し元気が出た。明日、礼を言わなければいけないな。

家で飲もうとスーパーに立ち寄り酒コーナーに向かう。

俺が一目惚れし告白する前に玉砕してしまった松橋が目の前に立っていた。

「余計な物入れてんじゃねぇ」

でも一人では、なかった。
昼に見た金髪の男がカゴを持って隣に立っていた。

「あ?」

「今月、ピンチなんだよ」

「チッ!何やってんだよ」

「誰のせいだと思ってんだ」