何の繋がりがあるのか気にはなったが、他人の問題に首を突っ込むと後々、面倒だなとそれ以上は口を挟まなかった。

「謝礼貰ったから今日は飲みに行くか」

「珍しく先輩の奢りっすか?
嵐でも来るんじゃないんっすかね」

忍は失礼な発言に篠原に十字固めを食らっていた。

「伊崎は発売って知ってるの?」

祥太は二人を笑顔で眺めながら松橋の隣に並んだ。

「さぁな。興味もねぇだろ」

バカはバカだと思っていたが、本当にバカ犬だな。

「祥太さん、松橋さーん!
行くっすよー!」

「まだ昼だよ」