「うおおおお!いつの間に!?」

至近距離に女が立っていた、大袈裟にリアクションを取る忍。

「いやぁ、すまねぇな」

ニコニコと満面な笑顔で近づいてくるのは昔、喧嘩をした隣高の頭だ。

何かを仕掛けてくるのかと身構えるが戦闘意志が見られない。別の用事で来たのか。

「珍しいね、草太までもが来るなんて」

「まぁまぁ、いつもの事よ」

「あー…、また?」

「そうそう」

篠原の肩をポンポンと叩いてニコニコと納得する。