今は忍と祥太が、せっせと片付けに打ち込んでいる。

発案した篠原は猫みたいに周りを見渡している。

何があんだ?と自分も周りを見たが何もない。
動物って人間には見えないものが見えるとかいうよな。

祥太も気にしてる様子も無いから、まぁいいか。

眠気覚ましの煙草が空になったのを気付いて舌打ちをする。
携帯をポケットしまって立ち上がる。

「何処行くのー?」

「コンビニ。煙草が切れた」

「気を付けてねー!」

手を上げて、あいつらに何かデザート的なものでも買ってやろうかな。と思いながらコンビニの方へ向かった。