「かっこいいっすね!」

撮影に行ってきた雑誌が今日、発売だったらしく溜まり場に来て早々、忍は机に広げた。

「松橋、凄い綺麗じゃーん」

今回は向こうが用意してくれた普段、絶対に着ない長めのワンピースを着せられていた。

「…撮った人が腕がいいんだろう」

「松橋は少しは自覚した方がいいかもね」

祥太の言葉に理解が出来ず首を傾げる事しか出来なかった。