杏樹Said



「はぁぁああー????」








私、佐伯杏樹。
何故叫んでるかと言うと…









数分前にさかのぼる…





¸


*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*



杏「おはよー…」


母「あらっ♪おはよー♪」


いい年して何♪ついてんの…


杏「朝ごはんちょーだーい」


母「あっ、はいはい!」


朝から元気だなー…


(杏樹は朝に弱いのでちょっと不機嫌です…)


母「はいっ♪」


杏「ありがとー」


パクパク…←


母「あっ、そうだ!杏に言わなきゃいけないことあったんだ♪」










杏「ん?何?」


何か嫌な予感が…


母「あのねー」








¸


母「お見合いするから♪」


杏「…誰が?」


母「杏が♪♪」










杏「……はぁぁぁぁぁあ?」


何考えてるの?この親!


母「何かねぇ~勇がね~礼くんと飲みに行って~意気投合しちゃったんだって~~♪」


※勇とは、杏樹の父です。


杏「…で、どっからお見合いの話になるのよ!ってか、礼くんって誰!?」


母「えー!知らないの!?」


杏「知るわけないじゃん…!」


母「礼くんは、ちょーイケメンでしかも、23才で次期社長候補になってるのよ!」


知らないし!ってか23才?年上?


杏「あたし、嫌だよ!年上なんて!」







¸



母「えー、いいじゃない!イケメンよ?」


杏「良くないよ!あたしは、普通に恋愛したいの!」


母「うーん…じゃ、会うだけ!ねっ?おねがーい!」


これ、断ったら絶対うるさいよね…


杏「わかったよ…」


母「やったー♪」


ホント若いね…







¸

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