美女は茫然としたまま、将人に連れて行かれた。



女を追い払うのに私を使うな―!と心で叫ぶ私……。


でも…顔に出てたようで…アハハ、悟様…恐いよ…。


「お前、2年間で随分偉くなったなぁ?」


とんでもございません。


「菜緒ちゃん、前から可愛いかったけど…なんか綺麗になったねぇ。男できたの?」

「はい?」



意味ありげに微笑むな!


背中に殺気が…。
恐る恐る振り返ると悪魔が黒い笑みを…。