「も、もう離して?」


身体を捻って膝の上から降りて隣の席に座った。


「こっちにはいつまでいるの?」

話題を変えようとしたら地雷を踏んでしまった…。


「喜べ、来週から本社勤務だ。」


ニッコリと王子スマイルで答える魔王…。


「ほぇ…?…じゃあ…。」


引き攣る顔の私の耳元に顔を近づけ…。


「覚悟してろよ」