「……冷やかしなら間に合ってます。」 私の顔のどこを見て綺麗だと言えるのだろう。 有り得ない。 「冷やかしじゃない。信じてくれないの?」 「信じません。」 信じれません。 私はプイと横を向いた。 今まで私にそんな言葉をかけてくれた人は居なかった。 15年以上生きて1度もなかった。 信じろという方が無理な話だ。