それはずっと昔。
私が体が弱くて病院に通っていた頃。
小学校の低学年くらいかな。
病院でよく会う同い年くらいの男の子がいたの。
「泣かないで。」
今でも覚えてる。
病院の近くの公園で泣いている私に
彼が言ってくれたの。
もう、遠い昔の記憶です──
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「…おいっ!」
誰の声?
日差しが眩しい。もう朝か。
「ん……?」
……………。
………………きっ…
「キャアアアアア!!!!」
「叫ぶと思った。」
ビックリした。
だってめっちゃ近くで顔覗き込まれてたから…。
「アアアア…、、おおはようっ!」
「おはよ。」
ドキドキ。
なんか緊張して顔見れないなあ…。
にしても間近で見ればみるほど美少年だな。
ダンボールの中にいるときはあまり気にしなかったけど…。
未来人は、みんなこういう顔立ちなのかな。
「なあ。」
「はい?」
「帰り方見つかったか?」
「いや、…え?」
私が見つけるの(-_-;)?
「とりあえず、公園行かない?何か思い出せるかもよ。」