「あれー。どっちだっけ?」


「あの人って同じ制服じゃない?聞いてみようよ。」



「うん。聞きにいこう!」




そういって私たちは1本向こうの信号機にいる同じ学校の人達に聞きに行くことにした。




「すいません。あの、東高校ってどっちですか?」


「おぉー。東高の1年生?可愛いね。2本向こうの信号を右に曲がると見えてくるよ。」


「ありがとうございます!では!」


由香里が聞いた人は同じ高校に通う3年生の5人組。


優しい先輩でよかったぁ。




「ねぇ、柚葉!あの先輩たちかっこよくない??」


「んー。そうかなぁ。」


「絶対にかっこいいって!あの先輩なんて名前なんだろう。」



「由香里は早いなあ。まだ高校生になったばっかだよ?他にも沢山いろんな人がいるよ。」


「そうかなぁ。私の中では結構上の方だけどね!」


「はいはい。分かりましたよ。笑
あ、学校見えてきたね。」