まず金曜日。


金曜日の放課後に僕が死ねば、お通夜はきっと明日だろう。


そして日曜日が葬式。


あいつらの休日を台無しにしてやる為さ。


次に雨。


雨に流れた僕の血で


この狭い世界を汚してやるのさ。


雨に流れた僕の肉片が


この世界に僕が居たという、小さな小さな証明…。





もしも金曜日、雨が降ったら、今度こそ僕は迷わずに死にます。






【END】