優と心の家は案外近くて、徒歩二十分の距離にあった。


「送ってくれてありがとう」


「どういたしまして」


優は心が家の中に入ったのを確認すると、レオを下ろし、引っ張っられるままに散歩を再開した。


リビングからその姿を見た心は、今日の出来事を振り返った。





優は、搭上君大好きで




自我がちょっぴり強い





その上腹黒





でもその名の通り、





優しくて小さな男の子