「まず、イケメンにはいろいろな種類がある。例えば、優は可愛い系。愁はワイルド系。この二人はまとめたらイケメンだけど、タイプはまるで違う」


友哉が人数分入れたコーヒーで喉を潤すと、彼方は話を続けた。


他のメンバーは毎度おなじみといったふうな顔で彼方の話に耳を傾けた。


「まず、君が最終的に目指すタイプを決めたい。基本的にそれは俺が決める」


彼方は心をじっくり観察するように見た後、ペンと紙を取り出した。


「とりあえず、外見はこんな感じにしようと思う」


彼方はラフな下絵を描いて、心に見せた。


「系統はセクシーとワイルドを持ち合わせた二面性。でもこれはあくまで、予定だから途中で変わるかもしれない」