沙希…覚えてるか…
俺たちの出逢いは運命だったんだよな。


~高校入学式~

俺は1組か。


「裕太!!お前俺と一緒のクラスだよな!?いやぁなんか運命感じちゃうな///」

このうるさい奴は拓。相当な勘違い野郎だ。

「なぁなぁ!」

んだよ。運命の次はなんだよ。

「お前と同じ名字の奴いるぜ!!!!」

1億2千万人もいたら同じ名字もそりゃいるだろ。

「沙希ちゃんか…」

沙希…?

「お、おい!!ちょっと拓見せろ!!」

「お。おう」

岡田沙希…

『あたし大きくなったら裕太と結婚するから!!』

沙希…ただ名前が同じだけだよな…

「おい!!裕太!大丈夫か!?息荒いぞ」

「大丈夫。」

「沙希って子知り合いなのか?」

「…」

「やべ。ホームルーム始まっぞ汗」


~ホームルーム~

先生の話長いな…

「まぁ早速なんだが学級委員を決めたいのだが…男女1名ずつ…」

「あたし。やります」

「お!!岡田やってくれるのか!女子の学級委員は岡田でいいか?」

こいつやるな…ふと拓を見ると…

あいつまさかやる気じゃねーよな…

「先生!俺やります!!!」