木崎くんに言われてベッドの前に座る。

「いただきます・・・」

「どうぞ♪」

そう言った木崎くんに見つめられながら、持ってきてくれたジュースをひとくち・・・

ゴクッ・・・

そのジュースを飲む音が聞こえそうなぐらい、静かな部屋・・・

なんか、緊張しちゃう・・・

少し震える手で、グラスをテーブルに置こうとした時、手からグラスが滑ってグラスを倒してしまった。

「きゃっ!ごめんなさい!あぁ、どうしよう・・・」

慌てるあたしに
「大丈夫だから」
と言って、テキパキとこぼれたジュースを拭いてくれた木崎くんは、
「制服とか大丈夫?俺、ジュース入れてくるから。」
とそのまま部屋を出て行った。