「決めた!詩音!あたし、藤島に告る!」
優梨にそんなことを言われたのは、あたしが木崎くんと付き合って1ヶ月ほど経った頃だった。
「あたしも、詩音みたいに幸せになりたい!決めたよ!今日告る!」
「うん、優梨、頑張ってね!応援してるよ!優梨なら大丈夫だよ!」
そう言いながらも、あたしの胸の中に引っかかる何か・・・
「だからさぁ、詩音・・・もしあたしが振られたら、側にいてくれる?今日だけでいいから・・・」
「もちろん!優梨は大切な親友だよ!そうでしょ?」
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