でも、結局、詩音の笑顔を見てると何も言えなくて・・・
とうとう、俺がアメリカへ立つのは明日になった。

どうしたらいい・・・俺・・・
やっぱり・・・詩音には言えない・・・

結局、俺は、イチローにだけ話して行こうと決意した。



俺の話を聞いて驚くイチロー。

「詩音、何も言ってなかったけど・・・まさか、お前、詩音にまだ言ってないとかないよな??」

「詩音には・・・言ってない・・・」

その瞬間、俺はイチローに胸ぐらを掴まれた。

「何考えてんだよ!!詩音に黙ってるとか!あり得ないだろ!!」