詩音に何か出来ることはないだろうか・・・

そうだ!

俺はその日、詩音を駅まで送った後、ある所に向かった。


そこは、詩音たちとよく行くアイス屋の近くのジュエリーショップ。
まだ俺たちが付き合う前に、詩音がキラキラした目でガラスの中の指輪を見ていたんだ。

店員にいろいろ勧められたけど、どうも違うような気がして・・・
ウロウロと店内を見ていた時に、「これだ!」と思える指輪を見つけた。

「ありがとうございました~。」

詩音・・・喜んでくれるかな・・・
その前に、俺、ちゃんとアメリカ行くこと、詩音に話さないとな・・・