「これは、虫除け。詩音に悪い虫がつかないように・・・」

「えっ?」

「こんなんで詩音のこと繋ぎ止めておけるなんか思っちゃいないんだけどな・・・でも、詩音、かわいいから・・・心配なんだよ。俺が側にいないと、男どもが黙っちゃいないだろうし・・・」

「藤島くん、ありがとう!あたし、すごく嬉しいよ!」

そう言って藤島くんに抱きついたあたし。

「藤島くん・・・あたし、大丈夫だよ・・・あたし・・・待ってる・・・」

そしてあたしは、うんと背伸びして・・・
藤島くんにキスをした。


大丈夫・・・大丈夫・・・