いっくんと2人、藤島くんの部屋へ行く。
「あ・・・」
ほとんど物がないその部屋は、藤島くんが本当にアメリカに行くことを実感させた。
黙って部屋を見渡すあたしに、いっくんが
「詩音、ちゃんと話すんだ。詩音の気持ち、ちゃんと全部藤島に・・・」
と言った。
「うん・・・」
しばらくしてコーヒーを持った藤島くんが入ってきた。
「俺、見たいテレビあるから、リビングで飲むわ。」
と言ったいっくんは、コーヒーをひとつ持って下に降りて行った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…