「いっくん!」
「イチロー!見にきたよ~♪」


いっくんはあたしの幼なじみ。
あたし達と一緒で、中学の頃はブラバンやってた。

「お~っ、詩音、優梨!お前らもブラバン入んだろ?」

「うん!あたしは入るつもり!だけど詩音がね・・・」

優梨がそう言うと、ジロッと軽く睨んだいっくん。