詩音・・・好きだよ・・・

俺の腕の中で泣きながら、これ以上甘えたら俺を傷つけると言う詩音。

「ごめん・・・詩音・・・でも詩音、俺は詩音が俺を頼ってくれることが嬉しいんだ。傷ついたなんて思ったことない。だから、明日からも俺の彼女でいてほしい・・・詩音が木崎を忘れられるまでだけでもいい・・・俺、詩音を笑顔にしたいだけなんだ・・・いいか?詩音?」

「・・・・・・うん。」

詩音に好きになってもらえるように頑張ると言う俺に、詩音は、いつもの俺がいいから頑張らなくていいと言った。