不思議そうな顔をした詩音と目が合い、
「せっかくだから、どっか行くか!俺も暇だし♪詩音、どっか行きたいとこないか?」
と聞いた。

「ホント?!どっか連れてってくれるの?あたし・・・ディズニーランド行きたい!ダメ・・・かな?」
と言う詩音。

「いいのか?ディズニーランドで・・・俺と一緒で・・・」

「うん!あたし、普通にディズニーランド行きたいし!でも、いっくんこそ、あたしとでいいの?やっぱそういうとこは、彼女出来た時に行きたいよね?ごめん・・・あたし、どこでもいいよ!」

「いや、ディズニーランド行こう」
そう言って詩音の頭をポンポンした。

っつうか、俺が詩音とディズニーランドに行きたいんだよ!

「今すぐ出れるだろ?」

「うん!じゃあ、バッグ取ってくる!」

カバンを取って戻ってきた詩音が、にこにこしていて、本当にめちゃめちゃかわいかった。