しばらくすると詩音と優梨がやってきた。

ブラバンに入ると言う優梨。
なのに、詩音は・・・サッカー部のマネージャーをするとか言ってる。
マネージャーになってイケメンの彼氏ゲットするとか・・・

は?何言ってんの?そんなん、俺が許すわけないじゃん!

俺・・・詩音のことガキの頃から好きなんだ・・・
片想いだけどな・・・
ただでさえモテる詩音。まあ、鈍感でド天然な詩音はそのことに全く気付いてないんだけど・・・
サッカー部のマネージャーなんかになったら、すぐに男が言い寄ってくるに違いない!
今まで俺が、詩音に言い寄ってくる男を邪魔してた意味なくなるし!
何としても、詩音のたくらみは阻止しないとな!


「サッカー部のマネージャーなんてやめて、ブラバン続けようぜ!」

「また詩音のフルート聞きたいよ!」

俺と優梨の押しに負けて、詩音はブラバンに入ると言ってくれた。