にしても屋上が暑い
梅雨の時期なのに暑い
あたしは胸にさらしを撒いて、更に透けないようにと黒のTシャツを着ている
その上にカッターシャツだ
だからかなり暑い
パタパタとカッターシャツをを仰いでいると感じる視線
それは槐の物で…
「俺も仲間に入れろよー」
と少しいじけていた
「1人でできるだろ」
と、本日何度めかわからないセリフを吐きながらも、太陽を仰ぎ見る
暫く太陽を見ていると、槐が大人しくなったことに気がつく
気になりフと視線を下げれば、それと同時に槐の声が聞こえてきた
「じゃ、本当の理由を言うよ」