急いで電話を切って、携帯電話を叩き壊しそうになってしまうほど、最後の言葉の破壊力は最強だった
いまだ震え続ける背筋
気持ちわりぃ
またまた顔を思いっきり歪めてしまった
もう転入生がいるのは関係ない
もう無理
この電話を我慢し続けたあたしは凄いと思う
携帯を閉じて、ポケットに入れてあたしは屋上のアスファルトの上に座りなおした
すると気になってくるのは…
「んだよ?」
転入生の視線
「………お前、女嫌いなの?」
ここまで来て隠すことなんてできないだろうし、別に隠す必要もないかと思い
「大っ嫌い」
と即答してしまった
すると突然笑いだす転入生
「あんだけ…教室で…フハハ!!
学校の王子様が実は女嫌いなんて!!」
ゲラゲラと笑いだす転入生
何がそんなに面白いんだ、と思いながらも笑いが収まるのを待ってみる
それから数分後に笑いは止まった