それを白けた目で見るが、もう有頂天になった女はそれに気がつかない
「紫音くんの瞳に映ってる…!!」
と、喜んでいるぐらいだ
なんておめでたい人なんだろうか
もう話しが進まないじゃないか…
あたしはもうこの女をほっておくことにした
そして他の女二人を見た
すると顔を輝かせてきた
だけど今から言う言葉はそんなに嬉しいことじゃないと思うけどね?
「やっぱやーめた」
と面倒そうに言ってみる
少し目線を上に向けて面倒そうに首を傾け、手を腰に当てる
この行動で“何を”止めるのかがわかってきたのだろう
「止めるって…何をですか?」
と、嘘であってほしい、と言ったまつ毛…瞳で見てくる女たち
何気に上目使いをしているが、まつ毛が瞳を隠していて瞳が見えない
「君たちと付き合うのだよ?」
それ以外に何があるの?とでも言うふうにバカにするように笑う