食べ過ぎたぁ~そして飲みすぎたぁ~。


やっぱりこういう高いところは食事もお酒もおいしいなぁ。


初めての物ばかりだった。やっぱり来てよかったかも♪



「あらし、どう?色々紹介した私の知り合いの仲にいい人いなかった?
一応全員独身を紹介したんだけど」


「どうって言われても挨拶程度しか話してないし。料理とお酒がおいしすぎて正直あんまり顔とか憶えてないっていうか…。」



「もーう!そんなんじゃ一生彼氏できないよ!まったく。ほんとにしっかりしてよね。
そうだ!もう1人紹介する!こいつはほんといい奴なんだ。年下なんだけどね、すごく
しっかりしてて、顔もかなりのイケメン。ただちょっと女遊びが激しいんだけど、あらしにはそのぐらいのほうが合ってるかもでしょ?
私と同じ事務所の後輩で私が弟みたいにかわいがってる奴なんだ。今度のドラマその子も出るから今日も来てるはずなんだ。
探してくるからちょっと待ってて~」



あー行っちゃった。。別にいいのになぁ。そんなかっこよくていい人が私とつりあうわけないし。。

それに女遊び激しいってどうなわけ~。


正直めんどくさいなー。南海は私を心配して言ってくれてるのは分かるんだけど。



まっいっか。どうせ何が起こるわけでもないし。今までみたいに適当に挨拶して終わろう。


それにしてもこのシャンパン超おいし~ぃ♪おかわりしちゃおー。





「あらし、お待たせ~ってちょっとまた飲んでるの?あんまりお酒強くないんだから
もうやめなよ。それより後ろに私の弟分を連れてきたよん♪」



ん?南海が何か言ってる。でも何か頭がグルグルして全然わかんない…。




― ガチャーン ―



― ドスンッ! ―



「あらし!ちょっとあらし!!しっかりしてよ。あらし!」