「ははは~!うそだよ。ちゃーんと親はいるよ。ピンピンしてる。
あんたほんとおもしろいね。気に入ったよ」



何なのこの人!人のことなんだと思ってるの!最低!!!!



「木下簾治!あなた最低ね。大嫌い!そして私は、あんたじゃなくて
『あ・ら・し』。
まぁもう二度と会わないと思うから別にいいけど。
じゃあさようなら」




最悪だ。最低だ。あんな男にまた出くわしてしまうなんて。。

もう忘れよう!そうだ。そうしよう。今日はもう楽しむって決めたんだから。


それより、南海はまだ来ないのかな~。遅いなぁ。




「あらし~!ごめんごめん。長引いちゃって。」


よかったぁ~南海戻ってきたよ~。


「南海、遅いよ~。もうひとりぼっちにしないでよ~。」


「それより、テラスに出てたの?誰かと話してたみたいだけど?
まさかもういい人いたの??」


南海が目をキラキラ輝かせて聞いてくる。


「テラスには行ったけど誰とも話してなんかないよ。南海見間えたんじゃない?」



「そうかなぁ~。まっいいけど。それより何か食べない?私お腹すいたぁ」



「私もペコペコ!今日は食べて飲んで楽しもうー」






南海にうそついちゃった。でもあんな奴もう二度と会わないしいいよね。


さぁ~食べよう食べよう。