「心配してくれてありがとうございます。私、苦しい恋でもやっぱり簾治が好きなんです。今もその彼女を思い続けてるって知っててもどうしても簾治をあきらめられません。どうなるかわからないし、簾治に嫌われるかもしれないけど、がんばってみようと思います。」


私の心は決まっていた。絶対にあきらめない。逃げない。


初めて心の底から愛した人だもん。後悔したくない。



「そっか。あらしちゃんがそこまで簾治の事思ってるなら私も応援するわ。
よしっ!今日は私の奢り!!じゃんじゃん飲んでよね。」



「イエ~ィ♪じゃんじゃん飲んじゃおう♪あらしー。」



「うんっ♪」



こうして、女3三人飲みまくりながら夜は更けていった。






深夜1時―




「あらしちゃん?ホント1人で大丈夫??送っていこうか?」



「大丈夫ですよ~。景子さん。家タクシーですぐだし。行き先ぐらい言えますよ~~~。」



「景子ちゃん。私やっぱり心配だから、一緒にタクシー乗ってくわ。」



すごく楽し~い♪ごきげんごきげん♪


「南海~私は1人でだいじょぶなんだからね。いつまでも子供じゃないんだ~。1人で帰れるの!!じゃあ~ね~。  運転手さ~んだしてくださ~い。」



「ちょっちょっと!あらし~。」






― ブォーン ―